これからまだまだ先へ歩いていけるのかな
もっともっと遠くに行けるのかな
大切なもの引きずったままじゃ重くて歩けないよ
途切れた温もり
もうそこに温度はない消えてしまった消されてしまった
違う違うよちがうんだ
ぼくのせいじゃないんだよぼくのせいなんだけどぼくのせいじゃないんだ
こうなってしまったのは
夢とか希望とか語ったあの頃のぼく
君はもう黙ったまま
溢れる滴ただ眺めている
それはきみのものだろ?
自分でどうにかしろよってできねーよ
すべてがオーライ
そんなんもうとっくにどっか行ったよ
あの夜の公園で静かに語った過去も涙も今のぼくも
隣にいたきみも
揺れるブランコ軋む音
砂に描かれた未来
怖くて踏めなかった消せなかった
だってそれは確かにそこにあったから
これを知っているのはぼくと、きみと、それだけでいいんだ
ぼくにとってのきみはもう思い出でしかないけどそれでもよかったなって思えたりしてるんだよ
きみに貸した本はもう返ってこないと思っていたから新しい本を買った
きみから本が返ってきたときに一緒に袋に入っていたきみの本は
ぼくはまだ読めていないんだ
怖いんだあの時のぼくがまた見えたらって
そんなの誰に言ってもわかってもらえないだろうけどね
高く飛ぶために両足を沈めて
そのまま全身海に沈んで沈んで沈んで
ぼくは今呼吸すらままならないよ
もがいた手が掴んだのはぼくが吐き出したため息の泡
ぱちんとはじけて小さくなって逃げてった
もうどこにもいかないで
きみと駆け下りた坂道は
ちょっと危なくてキラキラだったね
いまふと思い出すまでは忘れていたよ
きっときみはもう思い出すことすらないんだろうけど
それでいいよ、ぼくはそれでいい
ひとつ季節の夢、幻、蜃気楼、陽炎
写真たちをね
ひとつずつゆっくり眺めていると
涙がでてくる
ほんとうはこんなはずじゃなかったのになって
楽しいあの日が脳に浮かんでは消えてくれない
早朝の胸のときめきとか
忘れらんないな
忘れたくない忘れたくないのに忘れられないでいるのがつらくて
全部忘れてしまえたらどんなに楽かって思ってしまう
大切なひともすべて
ぼくのなかのすべて
あの日に戻りたい
いまみたいな過ちをすべてなかったことにしたい
あはは
そんなのみんな思うよね
知ってる知ってるよ
でもきみはぼくのすべてなんて知らないでしょ?