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生きるの浮遊感の中で
ひとりだけみんなと違う
それでも誰も不思議に思わない
誰ひとりぼくのことを見ていない、まぼろし
いつも通りの教室で
そうだぼくだけ仲間はずれぼくはここにいない人だったと
ふと気づいて目覚める瞬間
涙は一滴もこぼれない
また今日も会える
変わらない変わらない毎日
終わっていく朝に始まる夜に
さよならを告げればもう
楽しいことも悲しいことも全部が嫌いで
ぼくが作り上げたぼくを傷つけるためだけのセカイ
ぼくだけゆらゆら揺れる
でも朝が来ればいつしか浮遊感が消えて
漂っていたぼくはいつも通り天井を見上げている
それは確かな喪失感
ほんとはあの、あのときのあの場所の、あの中にずっといたかったのに
ぼくの中にずっとある風景
たくさんのキラキラにすこしの闇と

ぼくはいつだってこどものままだよ
だからこんなふうにお遊戯みたいに言葉を並べて
なんにも伝えることができないのに
なにがしたいとかそういうんじゃなくて
どう生きるかってそれだけでしょって思うのです
ぼくはぼくのままでいたいし、あの日のことを忘れるくらいなら今に馴染めない不自然なままでいいよ
ほんとうはうまく生きてみたいけど思い通りの世界ならいいんだけど
なるわけないからなれるわけないから
夢も希望もたくさん持って産まれてきたのに
いつからこんなに空っぽだったのか思い出せすらしない
みんなと同じだけの夢も希望も確かにあったのにね
何か意味があってぼくが生まれてきたのならいまのぼくは失格だ
もっとがんばらなくちゃ、いつもそう思うんだけど
がんばろってそれでがんばれたらそんなに苦労もしないよなあ
いつからかわすれてたもの
夢の中の地獄
忘れられないもの

蝉の鳴き声が途切れる
その束の間に色々なことを考える
昔のこと
これからのこと
楽しかった日々はもう過ぎてとうに過去になっていたけれどそれでも思い出しているのは今現在それに違いないね
過去と今がリンクしている
その瞬間だけぼくはあの日々にいる
いつまで経っても変わることない幸せな日々
戻りたいなんてもう願わないから
お願いだから薄れないで
ぼくから遠く離れていかないで
もう誰もいなくならないで
そして歩いていくはずだった道は
いつか見えなくなって
それでも迷わずに歩いていけたら
もうなにもいらないと思うのです
そう思うと蝉は鳴き始めて
また夏がやってきた
1番好きな季節
1番嫌いな季節
出会いも、別れも、いつも夏だった
いつだって全部ひと夏の夢だった

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